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大腸がん

早期発見のため、簡単にできる便の検査をうけましょう!

大腸がんは治療法が進んでいると聞きますが、治るのでしょうか?

がんが小さい早期段階ならほぼ100%治ります。大腸内視鏡治療や腹腔鏡手術が普及したため、お腹を大きく切らなくても治療することができ、入院期間も大変短くてすみます。しかし、現在でも病院で大腸がんと診断される人の4割程度は進行したがんのため、大きな手術や抗がん剤による治療が必要となります。

進行するほど死亡率も高くなります。特に転移【てんい。がんが大腸から離れた場所(腹膜、肝臓、肺など)に拡がること】がある場合は、5年生存率(5年後に生きている確率)は1割程度しかありません。早く見つけるのが肝心なのです。

早く見つけるには?

大腸がんの症状には、便に血が混じる、便の出が悪くなるなどがあります。これは大腸の出口(肛門)に近いところ(直腸など)にがん
ができたときに現れやすいのですが、奥に行くほど、がんが大きくならないと症状は出ません。このため、症状が現れるのを待っているのでは遅いのです。

40歳を過ぎたら、健康診断で便鮮血反応検査(べんせんけつはんのうけんさ)を受けましょう。食事に関係なく、少量の便を2日に分けて採取するだけです。便鮮血反応は、便の中に含まれるヘモグロビン(赤血球の成分)を測定します。がんは正常の組織よりも出血しやすいので、この検査法が有効です。

便鮮血反応を受けると100%大腸がんが見つかるでしょうか?

残念ながら100%見つかる訳ではありません。早期がんで約3割、進行がんでは5~8割くらいの確率で見つかります。進行するほど見つかりやすくなります。100%ではありませんが、この検査を受けないと、がんが進行して何らかの症状が出るまで全く分からないのに比べれば、大きな違いです。

便鮮血反応で測定しているヘモグロビンはたんぱく質なので、時間とともに大腸の中で壊れていきます。そのため、肛門に近い部位のがんほど見つかりやすいのですが、大腸がんの7~8割は、図の下行結腸から直腸まで(左側結腸と呼びます)の間にできるのです。
国内での研究結果によると、便潜血反応を受けた人は、受けていない人に比べて、大腸癌で亡くなる確率が7割も減少しています。100%の確率が30%に減るのですから、受けない手はありません。