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Tidbits stream 12 腰椎椎間板ヘルニア

[2026.01.27]

 腰椎椎間板ヘルニアは、運動麻痺(つま先立ち歩行、かかと立ち歩行が出来ない)や膀胱直腸障害(運動麻痺と連動する排尿困難)を除き、基本的には手術せず経過を見るべきです。一般的に痛みは3週である程度落ち着いて、3か月でほぼ消失しますから、痛みが軽くなるような工夫をして嵐が過ぎ去るのを待ちましょう。

 痛みが強く寝れない場合は神経根ブロック治療の適応ですが、注射がとても痛く施行出来る病院が少ないので(脊椎専門医、麻酔科医に限られることが多い)、事前に確認が必要です。

 神経根ブロック治療後の経過(図1)は、ブロック前の疼痛①がブロック後にほぼ消失し②、数日後に疼痛がぶり返すも、①よりも10-20%の改善③があれば、2回目のブロックで疼痛は再度消失④し、ぶり返す疼痛が半減⑤した状態になれば、追加ブロックの必要は低く(ブロック自体が痛いので希望されない事が多い)、いずれ症状は時間と共に軽快します⑥。初回ブロック後1~2日でぶり返す疼痛が①まで戻るようなら、痛みをとる目的で手術を検討することもあります。

 

 一般的に腰の手術は一発勝負と考えてください。腰ヘルニアは基本的に椎間板(クッション材)の強度が遺伝的に弱い方なので、なりやすい人はまた同椎間板か隣接椎間板のヘルニアを来します。また1回目よりも2回目のほうが格段に手術は難しくなります。よって、普段の生活で、椎間板に負担をかけないことを心がけることが、再発予防にもなります。

 椎間板に一番負担がかかるのは、前傾姿勢です。次に、座った姿勢、特にソファーや車の椅子などで腰が丸まった状態、前かがみの作業などです。逆に一番負担が少ないのは寝ている状態で、前かがみよりも立っているほうがまだましです。前かがみで作業をしたり、悪い姿勢で座り続けたりせず、要は同一作業や同一姿勢を繰り返ささず、途中、腰をしっかり伸ばしましょう(図2)。

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