メニュー

Tidbits stream 14 腰椎椎間板障害

[2026.02.02]

 椎間板ヘルニアは椎間板から脱出したヘルニア瘤が腰神経を刺激し、腰痛と下肢痛を引き起こしますが、腰椎椎間板障害は椎間板そのものが痛みの発生源になる状態で、いわゆる “ぎっくり腰” の原因です。朝は普通に起き、7時から8時ごろ、顔を洗おうと前かがみになった瞬間に腰痛が生じ、午前中には身動きが取れなくなり、数時間で症状が完成します。寝ていれば痛みはありませんが、寝返りや起きようとする時、座位から立位になる時に腰深くに激痛が走ります。どんな痛み止めも一切効きません!基本的には時間が薬ですから、予防がとても重要です。一方で椎間板ヘルニアは前日夕方から痛みが出始め、起床時には症状が完成しています。寝ていても足が痛くて寝れないところが椎間板障害と異なります。

 一般的にクッションを使い込むと“へたる”ように、クッション機能である椎間板も年齢と共にへたります。正常椎間板内には本来神経は入り込んでいません。しかし“へたった椎間板”には新しく神経が入り込むので、“へたった椎間板”にストレスがかかると、神経が刺激され痛みが出ます。またクッションも材質や使い方によって“へたる”程度が違うように、体質的にへたりやすい人、へたりやすい姿勢があります。

 長時間の車運転やデスクワーク、中腰作業の途中には、図1と2の運動をちょこちょこ繰り返し、椎間板にかかるストレスの解除を行いましょう。重いものは小分けにし胸に引き寄せて運びましょう。車座席やソファーに座るときは、腰にクッションを入れて腰を反らすようにしましょう。コルセットの効果は、コルセットを装着すると無理な姿勢をとりにくいこと、「自分は腰が悪い」という認識を植え付ける効果がメインで、コルセットをすれば無理が利くという意味ではありません。

 一旦 “ぎっくり腰” になると、基本的に時間が薬です。即効性はありませんが、図1の運動を痛みの範囲内で行ってください。うつ伏せであれば図3(“マッケンジー体操”で検索)を行ってください。“ぎっくり腰” になってしばらくの間は、図2のような前かがみは避けてください。これらの運動で下肢にシビレや疼痛が出るようであれば、ヘルニアの可能性が出てきます。

 図1 顎を引いて、おなかを突き出し、スーッと息を吐きましょう。

図2 首→背中→腰の順番で曲げていき、その都度、スーッと息を吐きましょう。

図3 腕立て伏せの要領で、ゆっくりと少しづつ上体を反らし、痛みが出る前にスーッと息を吐き(b)、一旦  (a) に戻ります。次にもう少し上体を反らし、痛みが出る前にスーッと息を吐き、また一旦  (a) に戻ります。これを繰り返し、10回かけて (c) の状態にします。スーッと息を吐いたとき、腰にズシッと重みを感じることがミソです。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME